日本とウズベキスタン間に直行便を飛ばしているウズベキスタン唯一の航空会社であるウズベキスタン航空。
主に経済的な理由からエコノミークラスを利用せざるを得ない私の様に、機内食こそが狭くて退屈な機内の数少ない楽しみという方も多いのではないでしょうか。
ということで、今回はその機内食について書いてみようと思います。
ウズベキスタン航空の機内食体験では、私が今まで搭乗したことのある航空会社(アジア系・西洋系)とは異なるものもありました!
日本→ウズベキスタンの機内食
言うまでも無く、ウズベキスタンへの旅は行きのフライトからすでに始まっています。
とは言いつつ、発着が日本であるため、機内食も日本で調達していることは明白。メニュー自体は航空会社のオーダーに従っているのでしょうが、ANAケータリングサービスの実力や如何に…?
離陸前のウェルカムウォーターと離陸後のナッツ
まず登場して離陸を待っていると、その間にカップ1杯のお水を配られます。
常温のミネラルウォーターです。まごうことなき水。
本当にカップ1杯なので皆すぐに飲み干しますし、CAさんも割とすぐに回収しに来ます。
私は今までこのような経験をしたことが無かったのですが、こういう給水サービスは普通なんでしょうか?それとも、中央アジアとか、旧ソ連圏特有のものなのでしょうか?分かりませんでした…
さて、離陸後、高度が安定したらCAさんがドリンクをサーブしに来ます。そもそもの出発が11時のフライトだったので、早めのお昼ご飯かな?と思っていました。
ということで、ドリンク(リンゴジュース)と、ナッツをゲット。
これを前菜として、次に料理が出てくるのかと思い、ナッツを食べながらリンゴジュースを飲み干してしまわぬように気を付けていたのですが、しばらくするとカップを回収してしまい、そのまま音沙汰無し。
本当にただナッツとドリンクを出しただけだったようです。
ウェルカムウォーターに続き、ナッツタイムも私にとっては初めての経験でした。
長時間フライトで食事と食事の間にサンドイッチ等の軽食が出たことはありますが、お昼時にお菓子だけ出すサービスというのは普通なんでしょうか?
昼食
謎のナッツタイムで少し遅くなりましたが、待ちに待った昼食が配膳されました!
メニューは下記の通りです!
- チキンon theライス(メインディッシュ)
- サラダ2種(ポテサラ、ハム・コールスロー・ブロッコリー)
- バターロール
- ケーキ
- コーヒー/お茶
私の番にはもう選択肢が無かったのか、メインディッシュを特に聞かれることも無くチキンが配膳されました。
この時は、ウズベキスタンの割に(?)、無難なラインナップだなあ、と感じました。
しかし、帰りのフライトの機内食はそこそこ個性を出してきたため、行きのフライトの機内食はANA用の機内食をそのまま持ち込んでいたのか?という疑念が…
ちなみに、お酒については頼もうとすらしなかったので、そのあたりのラインナップは分かりません。
軽食
日本→ウズベキスタン直行便は約9時間超というなかなかのハードモードなフライトということもあり、軽食が出ます。
- 玉子サンド
- フルーツポンチ
- コーヒー/お茶
ラインナップはザ・普通といった感じですが、この玉子サンドがまるでバターを食べているような濃厚さで、毎日食べ続けるといつか健康を害しそうな美味しさでした!(褒めてます)
ウズベキスタン→韓国の機内食
日程的な事情により、帰りは直行便ではなくて韓国経由のフライトを利用することになりました。
隣の席のウズベキスタン人が“Hi my friend, where are you from?”と聞いてきたので話していたところ、彼を含む周りの人々はウズベキスタンのレスリングチームで、国際試合のために韓国に行くのだとか。
彼らは日本にも試合で行ったことがあるとのことで、若いのに国際経験を積んでて凄いですね。
あと、見知らぬ人にいきなり“my friend”と話しかけるのも、国民性の違い?を感じました。
離陸前のウェルカムウォーターと離陸後のナッツ
行きのフライト同様に、離陸前にお水が出て、離陸後にピーナツ100%のスナックが出ました。
ちなみに、この後に乱気流が発生し、それがかなーり長引いたため夕食の提供がちょっと遅くなりました。
夕食
ナッツタイム・乱気流タイムで遅くなりましたが、夕食の登場です!
メニューは下記の通りです!
- ビーフonライス(メインディッシュ)
- サラダ(ミニトマト・キュウリ・オリーブ)
- おつまみ詰合せ(ハム・チーズ・オリーブ)
- プロセスチーズ
- ブドウ
- ドライ杏子
- 丸パン
- サムサ(羊肉入り)
- ケーキ
- コーヒー/お茶
…なんか豪華じゃないですか?
ビジネスクラス的な豪華さ(乗ったことないけど)ではなく、なんというか、品数で攻める豪華さというべきでしょうか。見ていて嬉しい気持ちになってくる豪華さです。
所々品被り(オリーブ被りとか、チーズ被りとか、杏子ジャムとドライ杏子とか、パンとサムサとか)しているところ含め、好印象です。
テーブル一杯に食べ物を並べる中央アジア的スタイルを感じずにはいられませんでした。
パンのお供的なものも、プロセスチーズ、杏子ジャム、バターと豊富過ぎて、嬉しい悲鳴です。
ちなみにどうしても中身が分からないものがありましたが、マスタードでした。
パッケージの文字のどの部分が中身の情報なのかが全く分からず困惑しましたが、中央下部の“горчица”がマスタードという意味を成しているようです。
ちなみに、ビールがあるかどうか聞いてみましたが、ビールは無いとのことでした。
※ワイン等はありました
流石、一応イスラム教が主流の国…!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
日本ではなかなか影が薄く、それ故に機内食も話題に上がることが少ないウズベキスタン航空の機内食について書いてみました。
結論から言うと、
- 日本→ウズベキスタン便の機内食は可もなく不可もなし
- ウズベキスタン発の便の機内食はウズベキスタン食全開でかなり豪勢&おススメ
機内食は様々なバックグラウンドの人々が食べることもあってか、あまりにも強烈な個性はあまり出さない航空会社が多いように感じます。
その点でウズベキスタン航空はウズベキスタン感を感じさせてくれたところが最高です。
ブドウだけでなく、ドライフルーツもあり、極めつけにはサムサまで、中央アジアらしいアイテムで旅の終わりを彩ってくれました!
基本的にウズベキスタンを出国して日本に行く場合はウズベキスタン航空を利用することになると思いますので、皆さんも旅の楽しみにウズベキスタン航空の機内食(ウズベキスタン発Ver)をどうぞ!!!
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