こんにちは!
この記事では、ウズベキスタンの現地旅行代理店、「Advantour(アドバンツアー)」を利用して、長距離列車のチケット購入代行と宿泊ホテルへの配送を依頼する方法について書いていきます!
ウズベキスタン国内移動をする際の本命候補である長距離列車ですが、その予約・受取方法についてネット上で色々と調べてみると、中央アジア初心者が英語だけで乗り切るのはなかなか難しそうです。
私は2019年に、タシケント~サマルカンド間の往復移動のための列車チケットをアドバンツアーで手配しましたので、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
※当記事の体験談やメールのやりとりは2019年当時のものです。現在との状況が異なっている場合があります
Advantour(アドバンツアー)とは?
アドバンツアーとは、ウズベキスタンに拠点を置く旅行代理店です。
中央アジア5ヵ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)と、南コーカサス諸国(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア)における、小・中規模人数ツアーや個人ツアーの手配、各種チケットやホテル、移動手段の個別手配などを請け負っています。
私はこのうちの、列車のチケット手配だけを依頼しました!
ホームーページの言語を見ると、英語とロシア語だけではなく、ドイツ語、フランス語、スペイン語、そして日本語があります。
そして、この日本語ページのクオリティが高く、この会社が日本に対してある程度の理解を持っていることと、日本人によってある程度利用されていることが分かります!
更に、私が利用した2019年当時と比較して、2021年現在では日本語ページのコンテンツが大分充実してきており、今後も充実度が増していくことが予想されます!
これだけでもかなりの安心材料になりますね!
アドバンツアーで列車チケットを予約する方法
アドバンツアーでのチケットの予約方法について具体的に記載していきます。
予約は、下記の流れで進行していきます。
- アドバンツアーのウェブサイト上から区間・日時を選択して注文する
- メール(英語)が来るので、パスポート情報を連携し、予約可否を確認してもらう
- 予約する列車が決まったら、オンライン決済をしてチケットの受取方法を決める
それでは、当時のやり取りも交えながら説明します!
ステップ① ウェブサイト上から希望の列車を注文する
「ウズベキスタン旅行」のページのメニューから、「列車」を選択します。
画面右側の「列車を検索」エリアから出発都市と到着都市、片道か往復か、出発日時(往復の場合は復路の出発日時も)を記入して検索ボタンをクリックします。
すると、画面左側に往路及び復路の希望日程に一致する列車の一覧が表示されます。
希望の時間帯の列車を探して「カートに追加」を選択しましょう。
すると、画面右側の「カート」エリアに追加した列車が表示されているので、内容確認の上で進むボタンをクリックします。
すると、画面右側に、選択した列車情報と個人情報を入力する欄が表示されますので、入力後にリクエストを送信するボタンをクリックします。
なお、入力する情報は下記の通りです。
連絡先
- Mr./Mrs./Ms./Dr. → パスポートの敬称を選択
- 名/姓 → 姓名をパスポートに記載の通りに記入
- 国籍 → 日本人であればJAPAN
- メールアドレス → 返信用メアドを記載(迷惑メール振り分け設定が厳しくないものが良いです)
- 電話番号 → 日本国内のスマホであれば、最初の“0”を国際番号“+81”に変換して記載
- 支払方法 → VISAかMasterCardのみ利用可能
チケットの情報
- 列車名 → 最初から記載済みのため何もしなくて良し
- 車両グレード → 列車によってはVIPやエコノミークラスなど選べるため、希望のものを記載
- 数 → 予約人数
- 年月日/時間/出発地/目的地 → 最初から記載済みのため何もしなくて良し
追加情報 → 何かコメントしておきたいことがあれば追加で記載してください
以上でウェブサイト上での作業は以上です!
この後、ほどなくしてアドバンツアーからメールが配信されるはずなのでそれを待ちましょう。
ステップ② アドバンツアースタッフとメールで注文内容を確認する
ステップ①完了後にアドバンツアーから下記のようなメールが届きます。
私は「アフラシヤブ号」という高速鉄道のエコノミークラスを往復で予約したので、このまま予約をした場合には合計90USドル(約9,900円)かかることが記載されています。
そして、この内容に同意する場合は、旅行者全員分のパスポート情報を返信する、もしくはパスポートの写真ページのコピー画像をメール添付することを求められます。
なお、メール返信する場合の必要情報は下記の通りです。
- パスポート記載通りのフルネーム
- パスポートIDと期限
- 生年月日
- 国籍と性別
私はパスポートの画像添付ではなく、文字情報として返信することにしました!
上記の情報をメールで返信するとアドバンツアースタッフが当該列車情報を調べてくれ、支払い手続きの話に移ります。
ステップ③ 専用サイトからオンライン決済の実施し、メールでチケット受取場所を調整する
ステップ②のやり取りから程なくしてオンライン決済用のリンクと操作方法・注意事項が送られてきます。
決済サイトはすべて英語ですが、基本的には画面に表示される金額を確認し、カード番号や氏名などの情報を正確に入力するだけなので、クレジットカードを手元に用意して画面の手順に従えばOKです。
オンライン決済完了後、アドバンツアー側に入金されるには4営業日かかるとのことですが、決済が完了したこと自体はリアルタイムで分かるそうで、その時点でチケットを購入してくれるみたいです。
また、チケットは前日に宿泊するホテルの情報を教えておけばそこに届けてくれるとのことでした。
メールを見ると、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァであれば無料で、そのほかの都市であれば+10USドルで届けてくれるようです。
これで、購入手続きはすべて完了です。あとは当日ホテルに行くのみです!
おまけ~希望した列車チケットが売り切れていた場合と支払カードについて
余談ですが、私が予約した際は当初希望していた列車チケットが売り切れており、その旨の連絡と、代替チケットの提案がありました。
代替案として提示されたチケットは、もともと予定していた高速鉄道(アフラシヤブ号)と比較しても、出発時間帯はさほど変わらず、移動時間も1時間程度追加される程度でした。
しかも、個室席でありながら金額が往復で合計54USドル(約6,000円)と、当初見積もりより4,000円ほど安くなっていたので、結果的にはラッキーだったかも知れません。
また、上記画像のメールにはVISAカードでオンライン決済することを条件に、支払手数料は旅行会社側で受け持つことの記載があります。
私はウェブサイト上ではMasterCard支払いを希望としていましたが、VISAブランドのカードも持っており、どちらで払うかにそこまで拘りが無かったので、VISA支払いを申し入れました。
ただし、VISAカードを持っていない方や、どうしてもMasterCard決済をしたい場合はどうなるのか?ということについては分かっていません。
その他のやり取りや、現地での受取について
購入手続き自体は完了しましたが、それ以外にも、出発駅は「タシケント駅」ではなくて「タシケント南駅」で良いのか?とか、宿泊するホテルの住所表記がエクスペディアとグーグルマップとで異なってるけど大丈夫?とか、不安な点を質問しましたが、早いレスポンスで的確に回答してくれました。
と言うか、全体的にメールのレスポンスが非常に早く、あたかも日本の会社かのような感覚でやり取りをすることができました。
また、少し不安だった現地受取ですが、こちらも非常にスムースでしたので、併せて様子をお伝えします!
私はタシケントのホテル、「ホテル・ヒヴァ」というところを予約していました。
チェックイン時に「私宛に荷物が届いているか」と確認すると、スタッフがカウンター内を確認し、封筒に入ったチケットを渡してくれました。
同封されているのは、①往復分チケット(ロシア語・ウズベク語表記)、②チケット記載内容が英語で記載されたもの、③観光パンフレットです。
この観光パンフレット、なかなか侮れません。
ウズベキスタン全域とタシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの観光地図だけでなく、料理の説明、各都市ごとのお土産リスト、ホテル・レストラン紹介、タシケントの地下鉄マップなどなど、意外と地球の歩き方より詳しい情報も含まれていたりします!
観光地図の中に、モスク・マドラサ(神学校)、教会、シナゴーグ(ユダヤ教教会)などが表記されていたので、モスク巡りが捗りました!
まとめ
いかがだったでしょうか!
アドバンツアーでの列車チケット予約代行サービスの利用体験について記載してみました。
内容をまとめてみると、今回私が依頼した内容はタシケント~サマルカンド間の往復列車チケットの予約依頼です。
そして、私が払った料金は 合計54USドル(約6,000円) となります。
私が受けたサービスは下記の通りです。
- チケットの空き状況の確認
- チケットの予約代行
- 宿泊ホテルへのチケットデリバリー
- チケット表記内容の英語表記版同封
- ウズベキスタン観光パンフレット
それ以外にも、ちょっとした不明点の質問もさせてもらいました。
私個人だけの感覚ですが、かなり使い勝手の良い旅行代理店だと考えています。
長距離列車チケットの予約自体は、ウズベキスタン鉄道のウェブサイト上でも可能です。
しかし、英語ページ上でも所々ロシア語だったり、予約はwebでも受取は現地の駅窓口だったり、 ウズベク語もロシア語もできない旅行者が、すべて一人で実施するには難易度が高いと思います。
場所移動という、ひとたびミスすると、旅程に致命的な影響を及ぼしかねないことだからこそ、安心して旅行を楽しみたいですよね。
皆さんもウズベキスタン&その他中央アジアをご旅行する際は選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか!
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