ヨーロッパの北東、バルト海沿岸に位置するバルト三国のひとつ・リトアニア。
中央アジアとバルト三国は共通点が少ないように見えて実は旧ソ連ということで元々同じ国。
というわけで、リトアニアについても少し触れてみようと思います。
ちなみにリトアニア料理は日本ではまだメジャーな存在ではありませんが、専門店出現待ったなしレベルの激ウマグルメです。(主観です)
更に、リトアニアではレストランもリーズナブルかつ、リトアニア料理も容易に食べることができます。
そんなわけで、リトアニア滞在中に行ったレストランとその料理を簡単に紹介します!
※当記事の情報は2019年当時のものです。ユーロ=円換算は目安です
レストラン・Bernelių Užeigaについて
リトアニア料理チェーン店、Bernelių Užeiga(ベルネリゥ・ウジェイガ)についてです。
当時はチェーン店とは知らずに入店しましたが、後になって調べてみると、首都ヴィリニュス近郊の街のカウナス発祥のチェーン店のようです。
どうやらイギリスにも店舗があるそうです。
店の内装は如何にもレトロなヨーロッパ、店員さんの服装は伝統衣装的と、店づくりにコンセプトを感じさせます。
日本のファミレスに例えると、夢庵とか華屋与兵衛的な感じ…?
チェーン店だけあって、ターゲットは恐らく観光客だけでなく地元民も含まれているはず。
そんなこともあり、内装やメニューなどのコンセプトだけを見ると如何にも観光客向けですが、コスパが最高でした。
近くには目抜き通りやステージのある公園などがあって、観光ついでに立ち寄れるのも良いです。
場所について
上述の通り、旧市街の所謂観光通りからは少し外れていますが、繁華街ど真ん中に位置しているので、観光拠点からはアクセスしやすいと思います。
ちなみに、店名を直訳すると「少年の宿」みたいな意味になりそうですがどうなんでしょう。
なんか「少年」という硬いイメージよりも「ボーイズ・イン(boy’s inn)」みたいに横文字で言ったイメージが近いかも知れません。
料理・価格について
ツェペリナイについて、通常タイプ(茹でたもの)以外に焼いたタイプもあるという噂を耳にして、どうしても食べてみたいと思っていました。
焼きツェペリナイは1皿4.9ユーロ(約630円)でしたが、1皿あたり2個で提供されたので、1個あたり2.45ユーロ(約320円)です。安っ。
一般的にはツェペリナイは2個セットで提供されるような感じなので、色々食べてみたくて1個から注文したい人はSenoji Trobelėに行きましょう!
ガッツリと肉を食べてみたいと思い注文したこの料理、燻製した豚すね肉のグリルだそうです。まとわりついているのは大量のチーズ入りマッシュポテト。
毎度ながら1ポーションがかなり巨大なこのセットは7.5ユーロ(1000円弱)也。
柔らかいお肉もさることながらこのマッシュポテトが旨い…パンが無くてもじゃがいもだけでここまで満足感を得ることができるのは流石です。
ここではビールだけではなく蜂蜜酒を飲んでみることにしました。
蜂蜜酒は300mlで2.8ユーロ(約360円)、黒ビールは410mlで2.5ユーロ(約320円)です。
両方ともグラスで提供されますが、ビールの方は日本で言うところの中ジョッキくらいの量でしょうか。
ちなみに蜂蜜酒とは名前の通り蜂蜜から作られる醸造酒で、リトアニアではミドゥス(Midus)と呼ばれます。
なんでも人類史最古のお酒らしく、現在は主に東欧諸国、特に養蜂の盛んなリトアニアやロシア、ポーランドで飲まれているとのこと。
ちなみに、蜂蜜だけあって確かに甘いですが日本で言うところの梅酒サワーのような甘ったるさは無いです。
私はビール党なので可もなく不可もなくという印象でしたが、シードルとかが好きな方はイケるのかも?リトアニアに行かれたら試してみる価値大ですね。
おまけ
ちなみに、食事をしていたところ、何のアナウンスも無く2人のおにいちゃんが現れてサウンドチェックをし出し、突然演奏が開始されました。
たまたま私の席の隣のスペースがオンステージ(ステージじゃありませんでしたが)で、図らずも特等席で鑑賞することになってしまいました。
曲はカバーなのかオリジナルなのか分かりませんが、私個人の感覚からするとちょっとダサかった(失礼)です…笑
時々お客さんが踊り出していたのでカバーだったのかも知れません。
曲がかかるとナチュラルに踊り出すヨーロッパ人(しかも1組が踊り終わると別の客が踊り出す)は凄いなと感心させられましたよ…
彼らは演奏する代わりに賄いでもいただいているのだろうか、それともギャラが出ているのか分かりませんが、とにかく運が良ければ(?)何かしらのパフォーマンスを見ることができるようです!
おわりに
この日のお会計はふたりで以下の通りでした。
- ビール×1 2.5ユーロ
- 蜂蜜酒×1 2.8ユーロ
- 焼きツェペリナイ×1 4.9ユーロ
- 豚のグリル×1 7.5ユーロ
合計で17.7ユーロ、ひとり当たり8.85ユーロ(約1100円)となりました。
流石リトアニアのファミレス、安いです!料理の美味しさやラインナップは観光客向けなのにそのまま価格だけ安くなった印象。
おすすめです!
コメント