【セルビア日記】中国トップのセルビア訪問

セルビア生活

ニュースでも報じられていましたが、5月の初旬に、中国の国家主席・習近平がセルビアを訪問しました。

14億の人口を抱えるご存知巨大国家の中国に比べると人口700万弱のセルビアは超小国。そんなセルビアに中国のトップが来たということで、ベオグラード市内は歓迎ムード一色。地方からもバスで沢山の人が動員されていました。

街中の電光掲示板にはでかでかと歓迎の言葉が…“Добро дошли поштовани кинески пријатељи!”(親愛なる中国の友人を歓迎します!)

そういえば、セルビア語で中国のことをキナ(Кина / Kina)と呼ぶんですね。

そんな中国とセルビアとは、同じ社会主義国だったユーゴスラビア時代からの仲だし、1990年代のユーゴスラビア紛争では共にNATOに反対する立場だったという経緯もあるので、ずっと良い関係を保ててるのかも知れないですね。

セルビアは地理的にもヨーロッパからアジアに向かう玄関口のような位置にあるので、中国としても一帯一路政策の重要なビジネスパートナーなのかもしれません。

そういえば、ベオグラードからは北部の都市ノヴィ・サードへアクセスする真新しい高速鉄道が走っていますが、これも中国との共同出資事業で開通したものなんだそう。

今もハンガリーへ向けて更に北へと絶賛延伸中らしいですが、乗ってみた感じはとても快適でした。(この辺りはまた別途書くかもしれません)

兎にも角にもセルビアの外交政策は、他のヨーロッパ諸国に比べると独自路線を突き進んでいるように見えますね。今後のセルビアからも目が離せません。

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