ウズベキスタンでは、流しのタクシーを利用したり、バザールで買い物をするときの金額は基本的に言い値で、値段は交渉次第で上下します。
これについてはなんとなくイメージが付く方が多いのではないかと思いますが、流石古来からシルクロードの民として商売を営んできた人々というだけはあります。
日本人もかつては値切り文化があったのかも知れませんが、今はそのような文化は全くありませんよね。
今回はバザール等での値切り交渉的な話ではなく、お金の支払いに関する個人的な体験談で、日本ではあまり起こらなさそうなことを紹介したいと思います!
地下鉄での出来事:日本で発生しなさそう度★★★
これは、ウズベキスタンの地下鉄で、支払い金額が微妙に足りなかった分をサービスしてくれたという話です。
私はこれをウズベキスタンの首都タシケントの地下鉄で経験しました。
地下鉄の料金支払い所で乗車料金1400ソムに、あと少しで届かない1300ソムを出したことがあります。(始め気付きませんでした)
出した直後にそのことに気づいて、5000ソム札を出したところ、1300ソムで良いよとそのまま受け取ってくれました。
日本でも、お店によっては端数をおまけしてくれる場合があるかもしれませんが、流石に交通料金でこのようなことは無いような気がします。
ちなみにこの地下鉄、豪華さとは裏腹に撮影が解禁されたのは2018年と、意外と最近なんです!この辺り含め、地下鉄に関する記事は下記にまとめています。
YandexTaxiでの出来事:日本で発生しなさそう度★★☆
こちらはタシケントから帰国する際、宿泊ホテルから国際空港への移動にYandexTaxi配車サービスを利用した時の話です。
YandexTaxiとはロシア版Uberみたいなもので、ホテル側が予約してくれました!この時利用したホテルの詳細はこちら↓
この時、手持ちのスム現金がピンチ(というかアウト)で、緊急用のUSドルしか持ち合わせていない状況でした。
空港の敷地内に群がっている外国人観光客狙いのタク屋はまだしも、Yandexの配車サービスの運転手がUSドルで受け取ってくれるかどうかはまったく読めませんでしたが(日本だったら確実にアウト)、もし受け取ってくれなかったら運転手と一緒に国際空港で両替して払おうくらいの気持ちで臨みました。
そして、国際空港到着後に、Google翻訳でUSドルしか持ち合わせていないことを伝えた上で、USドルで受け取ってくれるか?確認してみました。
結果としてはOKでした!運転手の方はわりと困惑していたような印象を受けましたが…とりあえずは受け取ってもらえました。
レート的には少しお得(ソム払いよりは高い)になるように払ったということで許していただけてたら嬉しいです…笑
流石に日本のタクシーでUSドル札を出しても取り合ってくれないような気がします。
仮にレート的にはお得になったとしても、タクシー会社に所属している日本のタクシー運転手がこれを受け取るかどうか…謎です。
観光地での出来事:日本で発生しなさそう度☆☆☆
これは私がサマルカンドのハズラティ ヒズル モスク(Hazrati Xizr masjidi)で入場料の15000スムを払った際の話です。
私は桁数を勘違いし、一桁多い150000スムを払ってしまいました。
すると受付の方は金額を間違えていることを訂正してくれ、お釣りをきちっと払ってくれました。
日本では当然の行為とおもいますが、海外では観光客から金を沢山巻き上げてやろうと考えている輩もいると思います。
ウズベキスタンではどちらの考えがスタンダードなのかは知らずに滞在していましたが、このことに限らず他の面でも日本人と近しい感覚を持っていると思いました。
まあ、バザール等だと結構持ってかれる感覚はありますが…笑
おわりに
以上、ウズベキスタンのお金支払事情について代表的な体験談を記載してみました。
金銭のやり取りに関する感覚は、日本人とウズベキスタン人の間で大きく違うと思いますが、今回挙げた体験談は、この感覚の違いがプラスに出ている例だと思います。
感覚があまりにも違ったり、観光客からむしり取ってやろう感が満々だとこちらも辟易してしまいますが、ウズベキスタンについてはその感覚の違いも楽しめる程度のもので、観光客に対する扱いも易しいです。
日本人にとっては丁度良い環境だと思いました。
海外で日本人がカモにされたエピソードを見ると怖くなってしまうこともありますが、ウズベキスタンは素敵です。
それでは!!!!
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